公示地価の歴史
日本における20世紀後半の地価高騰としては、最初に1960年前後のものが挙げられます。この地価高騰を背景とした、公共用地の取得費の増大、投機的な土地取引等による国民経済、国民生活への影響が重大な問題となりました。そこで、合理的な土地価格の形成を可能とするために、1963年に不動産の鑑定評価に関する法律が制定されるなど、前提となる不動産鑑定評価制度の定着を待って、1969年制定の地価公示法に基づき1970年から地価公示が行われています。
その次の特筆される1970年代の地価高騰に伴う混乱を契機に、国土利用計画法(1974年制定)に都道府県地価調査が定められ、地価公示との相互の連携も進められました。1990年代(バブル景気)の地価高騰に伴う混乱の間には、土地基本法制定もあり、評価手法である鑑定評価にも変化があったのです。
上記バブル崩壊以降、日本においても取引価格情報整備の必要性を訴える意見が高まりました。また、インターネットの普及も進んだことにより、国土交通省のページでも、「土地総合情報ライブラリー」において、公示地価も、基準地標準価格とともに、取引価格情報と一元的に掲載され、ともに合理的な土地取引市場の形成に関する役割を担うことが示されています。また、公示地価を含むこれらの情報は、伝統的な政策課題である合理的な市場形成とともに、情報を公表することにより 「土地市場に対する不安感を軽減」して特に一般の市場参加者の参入を促して市場活性化に寄与するという目標も明確となっています。
柏市 公示地価 2021年【令和3年】
エリア地価ランキング
1位 柏駅 30万1856円/m2 99万7873円/坪 +0.07% 上昇
2位 南柏 15万5250円/m2 51万3223円/坪 +0.31% 上昇
3位 柏の葉キャンパス 14万7814円/m2 48万8642円/坪 +0.55% 上昇
4位 常盤平 14万7200円/m2 48万6611円/坪 +0.14% 上昇
5位 北小金 13万3237円/m2 44万0454円/坪 -0.23% 下落
6位 我孫子駅 12万3857円/m2 40万9445円/坪 -0.10% 下落
7位 柏たなか 11万4266円/m2 37万7741円/坪 +2.17% 上昇
8位 北柏 11万4075円/m2 37万7107円/坪 -0.45% 下落
9位 新柏 10万5885円/m2 35万0035円/坪 -0.64% 下落
10位 五香 10万2350円/m2 33万8347円/坪 -0.34% 下落
11位 江戸川台 10万1928円/m2 33万6953円/坪 -1.14% 下落
12位 豊四季 10万1580円/m2 33万5801円/坪 +0.32% 上昇
13位 初石 10万0150円/m2 33万1074円/坪 -0.24% 下落
14位 増尾 9万0350円/m2 29万8677円/坪 -0.83% 下落
15位 逆井 7万1625円/m2 23万6776円/坪 -0.46% 下落
16位 高柳 6万6866円/m2 22万1046円/坪 -0.25% 下落
柏市路線価図・索引図