新市街地地区土地区画整理事業について

新市街地地区土地区画整理事業について

東進住宅では 流山市の相続や底地・借地等、大手がやらない不動産コンサルティングを、地域密着にて行います。

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流山おおたかの森駅を中心とした約275ヘクタールの土地区画整理事業

都市へのアクセスの良さというポテンシャルを活かし、流山おおたかの森駅を中心に多様な生活利便施設を集積することで、高度な都市性を創出する一方で、地区周辺にある「市野谷の森」や「大堀川」といった現存する環境資源と創出される公園を緑地・道路等でネットワーク化を図ることで、地域固有の自然を維持・活用し、都心的な魅力を兼ね備えた複合的生活空間の形成『アーバンパストラル』をまちづくりの基本方針としています。

事業での主な取り組み

自然環境に配慮した整備

本地区は、隣接する市野谷の森でオオタカの営巣地が確認されるなど、都市化の進む首都圏の中でも多様な生物生息環境が残されている地域です。

このため、UR都市機構では、地域住民、有識者(大学、NPO等)、千葉県や流山市と連携・協力しながら、水と緑の回廊と地域の生態系ネットワークの構築を目指し、工事においても生物生息環境の保全や育成に配慮した取組みを実施しました。

生活環境に配慮した道路整備(存置整備)

本地区は、従前から交通基盤が脆弱な中でミニ開発が進行し、スプロール化が懸念される状況にありました。

また、従前家屋数は830戸以上にのぼり2400名以上の方の生活が営まれていました。

道路計画に際しては「生活環境に配慮」しながら「必要な道路拡幅・新設」を考える必要があったため、当地区では既存家屋を極力残せるよう道路線形・構造等の工夫を行っています。

既存家屋周辺整備(存置整備)では地域住民の皆さまに御協力をいただきながら、生活動線の確保や仮設駐車場の設置など生活への影響低減に努めつつ、「新市街地地区存置整備基準」に基づき、宅地の造成形状や供給処理施設の設置、出入口の位置等についての確認を行ったうえで、居住者の皆さまの御協力のもと、街区ごとに順次整備を進めました。

 

下水道幹線の整備

本地区では、新たに形成される市街地と既成市街地が一体となった快適で安全な住環境等の創造を目的とし、都市施設である公共下水道や調整池の整備を行いました。

下水道は、雨水管約45km、汚水管約74kmもの管渠が整備され、中でも大堀川8号幹線は、直径2.0m~2.4mの管渠を都市軸道路の地下4mの位置に推進工法を用いて整備しました。

 

埋蔵文化財の調査

本地区では、市野谷の森付近を中心に約74ha、全部で17遺跡の発掘調査が(公財)千葉県教育振興財団によって実施されました。

遺跡は新市街地地区の西側に多く、特に江戸川の支流である坂川に面する遺跡で多くの成果が得られています。

注目されるのは、旧石器時代の人々が作った石器やその製作跡が多数出現したことで、当時の人々が狩りをしながら移動してきた様子がわかってきました。

縄文時代前期(約5,500年前)や縄文時代中期(約4,500年前)の集落跡、古墳時代中期(約1,600年前)の集落跡も発見されており、断続的ではあるものの、流山市域に住んだ原始・古代の人々の生活がしのばれます。

また、江戸時代には「牧」と呼ばれる馬の放牧地があり、牧を囲った土手の一部は今も残されています。